高校の時、親友のキズキを自殺で失ったワタナベは、東京で大学生活をおくっていた。ある日、キズキの恋人だった直子と再会し、ひかれあう二人。しかし、直子の喪失感は大きく、京都の療養所へ。その頃、ワタナベは、自由闊達な同級生・緑に出会う。まったく、正反対な女性二人の間で揺れ動くワタナベ。これまで10年以上映画化が実現しなかった村上春樹のベストセラーをヴェトナム出身のトラン・アン・ユン監督が映画化。1969年という時代が重要なファクターとなっているが、果たして、現代の若い観客が“その時代性”を分ってくれるか、どうか!? 緑を闊達に演じる新人・水原希子がなかなかいい味を出している。(スコープ・134分・10年12月11日
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by faff
| 2010-11-16 10:41