試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

<   2017年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

イギリス・オランダ・フランス・アメリカ合作「ダンケルク」Dunkirk

 1940年5月、イギリス海外派遣軍は、フランス、ベルギー、そしてカナダの部隊と共に、ダンケルクの浜辺に追いつめられた。しかし、遠浅のためにイギリスの大型艦船は、浜辺に近づくことが出来ず、次々と撃沈させらていった。そんな中、およそ900隻もの民間の船舶がイギリスがら救出のためにやって来る。そして、それから数日間、史上最大の救出作戦が始まる…。クリストファー・ノーラン監督は、《防波堤》《海》《空》の3つの視点から同時に描き出される壮絶な“ダンケルクの戦い”を、ドラマ的なセリフを極力排した“サイレント映画”のようにリアルな映像で描き切る。それは、まるで戦場にいるかのような疑似体験のようだ。CGなどのデジタル技術に頼ることのないフィルムによるロケ撮影が臨場感を盛り上げる。今日は、キャナルシティのIMAXで迫力充分だったが、東京と名古屋の劇場では、フィルムによる上映も実施されるということなので、ぜひフィルムで見たい!(IMAX ヴィスタ・106分・2017年9月9日公開)


[PR]
by faff | 2017-07-31 16:39 | 映画

日本映画「トリガール」Tori girl

毎年、琵琶湖で開催されている鳥人間コンテスト。言わずと知れた自分たちで作った人力飛行機に、パイロットを乗せて飛ばすユニークな競技番組で私もファンの一人。テレビでは、紹介されるそれぞれのチームが、さまざまなフォルムの飛行機が作り手たちの熱い思いを乗せて、高い櫓のスタート台から飛び立っていく。しかし、その場からすぐ墜落してしまうものや、飛行に成功するものの途中で翼が折れてしまうもの…、と悲喜こもごも。映画は、こんな大会に出場チームのパイロット女子を主人公にして書かれた小説を元に、知られざるその感動の舞台裏を描く青春作品だ。

 たまたま理系の大学に入学してしまった女子が、パイロットとして選ばれ、目覚めていく姿を明るくコミカルに描いていく。演じた土屋太鳳は噂に聞く運動神経を発揮して役にピッタリ!ハマっている。パイロットとして体を鍛える自転車でのトレーニングもなんのその。男子顔負けのスタミナで少々ドS気味?で、飛行機のペダルをこぎまくる。他の若手出演者もノリノリの演技で、飛ぶことを夢みる、はたからみたらバカみたいなことかもしれない事に、熱血な姿が壮快だ。それにしても、このコンテストのたった一度のフライトのために、モデルになった大学では100人以上の部員たちが、まさに縁の下の力持ちで飛行機の翼、プロペラ、機体フレーム製作から、パイロット育成などなど、様々な班を分担作業して技術向上を目指し、一年間を費やして地道な努力を重ねていたなんて!!。改めてその情熱に心からエールを送りたい。(スコープ・98分・2017年9月1日公開)

b0130862_14331775.jpg


[PR]
by faff | 2017-07-14 17:31 | 映画

アメリカ映画「ベイビー・ドライバー」Baby Driver

 天才的なドライビング・テクニックを見込まれて、銀行や現金輸送車などを襲撃する組織のメンバーを逃がすための運転手をやらされている青年ベイビー。彼は、子どもの頃の交通事故が原因で耳鳴りに悩まされ、いつも大音響の音楽を聴くことでごまかしていた。しかし、聴く音楽には相当なこだわりがあり、気に入った曲でなければ、車をスタートさせないというものだった。ところが、そんなベイビーに彼女が出来たことで、彼は、この危ない仕事を止める決意をするのだが、…。サイモン・ペッグ、ニック・フロスト主演の「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などのカルト的人気で、今、一番期待される若手監督であるエドガー・ライトだけあって、音楽とアクションの融合が見事だ。カーチェイス版「ラ・ラ・ランド」と言われているのも、よく分かる。さらに、ワイヤーもグリーンバックも使わないというカーアクションの迫力が凄まじい!(スコープ・113分・2017年8月19日公開)



[PR]
by faff | 2017-07-14 15:50 | 映画

アメリカ映画「トランスフォーマー/最後の騎士王」Transformers : The Last Knight

 2007年から始まった大ヒットSFシリーズの第5弾。故郷に帰ったオプティマス・プライムは、“創造主”と呼ばれる異星人に拘束され、故郷を破壊した償いのために、人類を滅亡させるよう洗脳されていた。そして、地球を破壊するために、襲って来る。今や正義の集団オートボットのリーダーとなっていたバンブルビーだったが、果たして、悪の化身となってしまったオプティマスたちに勝つことが出来るのか!?メガトロン率いる邪悪なディセプティコンたちの攻撃も激しさを加速させ、三つどもえの壮絶な闘いが始まる…。IMAXカメラによって撮影された映像のきめ細やかさが3Dの迫力をハンパないものに仕上げることに成功している。IMAX 3Dで見ることが出来て、本当に良かった。(IMAX 3D ヴィスタ・149分・2017年8月4日公開)



[PR]
by faff | 2017-07-13 16:25 | 映画
 2017年7月9日(日)に発表された福岡グランプリ2017は、香港映画「アウト・オブ・フレーム」に決定!審査員の方々より、ウィルリアム・クォック監督に賞状&トロフィーが授与されました。
b0130862_14230890.jpg


[PR]
by faff | 2017-07-09 19:19 | 上映会

第31回福岡アジア映画祭2017上映スケジュール           
(5月25日現在。ゲスト、作品などが変更になる場合もあります。)                                
2017

7月6日(木)1000~「熊野から ロマネスク」
    1200~「アフガニスタン 用水路が運ぶ恵みと平和」

       1330~「「知事抹殺」の真実」*ティーチ・イン     

       1600~「乱世備忘~僕らの雨傘運動」
       1830~「「知事抹殺」の真実」*ティーチ・イン
7月7日(金)1100~「作家とヒロインたち」*ティーチ・イン

       1330~「アウトドア・ビギンズ」*ティーチ・イン 
       1600~「アウト・オブ・フレーム」*ティーチ・イン
       1830~「ありふれた悪事」*ティーチ・イン

7月8日(土)1100~「アウト・オブ・フレーム」*ティーチ・イン

       1330~「作家とヒロインたち」*ティーチ・イン 
       1600~「マイ・エッグ・ボーイ」*ティーチ・イン
       1830~「オルレ/旅のはじまり」*ティーチ・イン

7月9日(日)1000~「マイ・エッグ・ボーイ」*ティーチ・イン

       1230~「ありふれた悪事」*ティーチ・イン 
       1530~「オルレ/旅のはじまり」*ティーチ・イン
       1800~グランプリ発表

            「熊野から ロマネスク」*ティーチ・イン
       *以上、福岡・大名・アンスティチュ・フランセ九州(旧九州日仏学館)5Fホール(地下鉄赤坂駅3番出口そば)

☆料金:前売(1作品券)¥1400                                  
      (5作品券)¥6000(10作品券)¥10000 
    当日(一般)¥1800(学生・シニア60才以上)¥1000 
パーティー
8日(土)21:30~ ¥4000(人数限定、メールで予約。e-mail: faff@gol.com)

*前売券は、チケットぴあ、セブンイレブン、サークルKサンクス(Pコード:467-285)、ローソンチケット、ミニストップ(Lコード:82148)、ちけっとぽーと福岡パルコ店、アンスティチュ・フランセ九州(旧九州日仏学館)などにて発売中!(回数券は、複数の方で分けて使えます。)
☆主催:福岡アジア映画祭実行委員会 電話092ー733ー0949 ケータイ:090-9579-8051                ☆映画祭ホームページ http://www2.gol.com/users/faff/faff.html     e-mail: faff@gol.com 
*ゲスト、作品などが変更になる場合もあります。


[PR]
by faff | 2017-07-06 14:16 | 上映会

アメリカ映画「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」The Mummy

 古代エジプト。次期女王の約束を裏切られた王女アマネットは、死の神“セト”と契約を交わし、邪悪な存在として生まれ変わったが、儀式の途中に捕えられ、生きながらミイラにされ、棺に封印されていた。5000年後、中東の砂漠で、古代の宝を探していた米軍のニックは、謎の地下空洞に隠された棺を発見する。考古学者ジェニーと共に、棺をイギリスに輸送しようとするが、事態は思わぬ方向に展開し始めてしまい、…。1932年の「ミイラ再生」の現代版リメイクだが、最新のデジタル技術で、蘇ったミイラの形相は、相当不気味で凶暴なモンスターだ。こういったモンスター映画をトム・クルーズが主演するというのは、かなり珍しいことだ。トム・クルーズが主演だから、アクションシーンへのこだわりも格別で、輸送機の墜落シーンは、本当に“無重力状態”だそうだ。この作品は、1930年代にユニバーサル・スタジオで製作されたモンスター映画のリメイクシリーズ“ダーク・ユニバース”プロジェクトの第1作で、今度「フランケンシュタインの花嫁」(仮題)、「透明人間」(仮題)と続くそうだ。本作にも出演している「ジキルとハイド」のハイド博士が率いる秘密組織「プロディジウム」が、それらのモンスターをまとめるリーダーになるのだろう。2D字幕版。(スコープ・110分・2017年7月28日公開)



[PR]
by faff | 2017-07-05 14:13 | 映画