試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

<   2013年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧

 ベルリンの高級ホテル、ウェステンホテルの一室で行われている極秘の武器取引。ロシア人ブローカーを介してアラブ系組織の幹部に新型ミサイルを売り付けようとしているのは、北朝鮮の秘密工作員ピョ・ジョンソンだった。取引が成立しようとした時、韓国情報員のチョン・ジンスは、部下たちに突入の指令を下す。だが、そこに思わぬ横やりが入って、激しい銃撃戦になってしまう。冒頭からハードなアクションに始まった物語は、韓国、北朝鮮、そして、アラブ系組織、イスラエル情報局モサド、さらに、CIAまで巻き込んだ壮大なスパイ合戦に展開されていく。現地で2ヶ月ものロケを行っただけあって、ヨーロッパの風情をきっちり取り込んだ舞台の中で、本格的なエンターテインメント大作になっている。ハ・ジョンウの格闘がかなり本物。韓国スパイをクールに演じきっているハン・ソッキュだが、7月の福岡アジア映画祭で日本初公開する「パパロッティ」では、ユーモラスな部分も見せてくれる。(スコープ・120分・13年7月13日)
[PR]
by faff | 2013-05-30 20:46 | 映画
 気難しいガンコ爺のアーサーだが、毎日、愛妻のマリオンを合唱団の練習のために、近所のコミュニティセンターに送り迎えしていた。その合唱団が国際合唱コンクールに出場することになる。ところが、マリオンのガンが再発して、倒れてしまう。でも、マリオンは、練習に通い続け、いよいよコンクールがやってくる。そして、…。いかにもガンコ爺の典型のようなイギリス紳士テレンス・スタンプが演じる感動の家族ドラマ。結構、歌がうまくて、ビックリ!(スコープ・94分・13年7月5日)
[PR]
by faff | 2013-05-27 11:46 | 映画
 1931年、バージニア州フランクリンに“絶対に死なない”という伝説のボンデュラント3兄弟がいた。禁酒法時代のアメリカで、最も酒の密造が盛んだったこの無法の地で、彼らは、密造酒を作りまくっていた。ビジネスばかりでなく、三男ジャックは、牧師の娘バーサに恋をし、次男フォレストは、過去のある女マギーに惹かれていく。そんな時、新しい取締官レイクスが着任。賄賂を断った3兄弟との間に熾烈な戦いが始まる!シャイア・ラブーフ、トム・ハーディ、ガイ・ピアース、ジェシカ・ジャステイン、ミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマンなど、クセ者ぞろいの豪華キャストで繰り広げられるエンターテインメント活劇。このキャスティングは、贅沢すぎる!バージニアには、「ボンデュラント・ミュージアム」があるほど、兄弟の逸話は有名だそうだ。(スコープ・116分・13年6月29日)
[PR]
by faff | 2013-05-23 12:41 | 映画
 証券会社に勤めるニック・キャラウェイは、隣の豪邸で毎晩開かれるゴージャスなパーティーを眺めて、憧れていた。ある日、彼のもとへ招待状が届く。豪邸の持ち主は、ジェイ・ギャツビー。どこから来たのか?どうやって大富豪になったのか?さまざまな噂が飛び交う中、ニックは、ついに“噂の主”ギャツビーに出会う。そして、彼から思わぬ依頼をされる。それは、…。1920年代の絢爛豪華なブルジョワの生活を再現した豪華なセット、きらびやかなファッション、高級シャンパンがふんだんに振る舞われる贅沢なパーティー。だが、そんなきらびやかさの裏には、暗い闇が隠されていた。1974年のロバート・レッドフォード版と比べると、デジタル技術などの進歩で、格段の映像美となっているが、ギャツビーの設定が、今の時代では、ちょっと古くさいと言えるかも知れない。ミア・ファローのデイジーの印象が強い。(スコープ・142分・13年6月14日)
[PR]
by faff | 2013-05-22 11:21 | 映画
 2004年のスマトラ沖地震による津波で、休暇でタイのプーケットに遊びに来ていたベネット一家は、引き裂かれてしまう。大ケガをしながらの急死に一生を得た母マリアは、長男ルーカスを連れて、凄まじい被害の草むらを途方に暮れて歩いていく。果たして、夫ヘンリーと二男トマス、三男サイモンは、助かったのだろうか!?さらに、ルーカスを1人残して、自分は死んでしまうのだろうか!?という不安が重くのしかかってくる。大量の水を使ってリアルに再現された津波のシーンが恐ろしい!死に直面した母親マリアを、本当に体当たりで演じたナオミ・ワッツのアカデミー賞ノミネートがうなずける。(スコープ・115分・13年6月14日)
[PR]
by faff | 2013-05-17 14:40 | 映画
 クエンティン・タランティーノプレゼンツで、大好きなブルース・リーのカンフー映画を模したオープニングタイトルが懐かしい!19世紀の中国のジャングル・ヴィレッジでは、猛獅会と群狼団が対立していた。鍛冶屋は、両方のグループから特注の武器の製作を依頼され、忙しい日々をおくっていた。その頃、土地を治める総督から金塊輸送の護衛を頼まれた猛獅会のボス・金獅子だったが、…。昔懐かしいカンフー映画のセットで繰り広げられるアクションは、かなり本格的で派手。さらに、主人公アイアン・フィストの登場も、相当に奇想天外。でも、なぜ、こんなカンフー・アクションに、ラッセル・クロウが出るの!?いつもは、悪役ばかりの韓国系アメリカ人リック・ユーンが珍しく良い役。(スコープ・95分・13年8月3日)
[PR]
by faff | 2013-05-17 09:34 | 映画
 パキスタンの核兵器が敵に奪われるのを防いだG.I.ジョーのメンバーだったが、パキスタン大統領暗殺の罪を着せられて、政府軍の奇襲攻撃を受け、壊滅状態に陥ってしまう。からくも助かった3人のメンバーは、攻撃命令を出した大統領を疑うと、そこには、驚愕の事実が…。さらに、死んだと思われていたストームシャドーも復活して、G.I.ジョーの前に立ち塞がってくる。DMZ、パキスタン、ワシントンDC、東京、ロンドン、ヒマラヤと目まぐるしく世界中を駆け巡りながら、派手なアクションが繰り広げられる。手裏剣や弾丸が手前に飛び出してきて、3D効果も充分!イ・ビョンホンの出番も多い。(3D・スコープ・111分・13年6月8日)
[PR]
by faff | 2013-05-10 20:50 | 映画
 大友克洋ほか4人の監督によるオムニバス・アニメ。神社の入口にいる女の子の「オープニングアニメーション」に始まり、道に迷った職人が奇妙な妖怪に出会う「九十九(つくも)」、江戸の街に起こる大火事を描いた大友克洋監督の「火要鎮(ひのようじん)」、村を襲う巨大な鬼と白い熊の死闘を描いた安藤裕章監督の「GAMBO」、大友克洋が81年に出した短編漫画のアニメ化で、近未来の東京で、ロボットタンクと戦う兵士たちを描いたカトキハジメ監督の「武器よさらば」。それぞれ緻密に描き出されたハイレベルのアニメ。“大人のアニメ”ということだが、「GAMBO」のブラッディさはいかがなものか!?(ヴィスタ・68分・13年7月20日)
[PR]
by faff | 2013-05-10 16:24 | 映画