試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
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 再び、アクション映画のスターたちが終結したオールスター映画第2弾。ネパールの反乱軍の基地を急襲し、人質になっていた中国の富豪を奪還に成功した傭兵軍団<エクスペンダブルズ>のメンバーたちのもとへ、新たなる仕事が舞い込む。それは、バルカン半島に墜落した中国の輸送機の金庫からあるデータボックスを回収するというものだった。金庫のアクセスコードを解読するために、女性エージェント・マギーが軍団に同行する。危機一髪でデータを回収した軍団だったが、彼らの前に、凶悪な武装集団が現れ、事態は予期せぬ方向に転がり始める…。もちろん、派手なアクションに次ぐアクションの連続だが、そんな中に、メンバーそれぞれの人間的な悩みなども少し入れ込まれ、ドラマ部分も少し広がった。前回、カメオ出演だったシュワルツェネッガー、ウィリスも派手な戦闘シーンを見せてくれる。(スコープ・102分・12年10月20日)
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by faff | 2012-09-25 10:06 | 映画
今週から西南学院大学での「フランス映画論I」の講議スタート。受講者数85名。
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by faff | 2012-09-24 11:20 | 日記
 水産学者アルフレッド・ジョーンズ博士は、“砂漠の国イエメンの川に、鮭を泳がせて釣りをする”というとんでもないプロジェクトの顧問を依頼される。「不可能だ」という返事をメールするが、事態は急変。中東情勢が悪化し、首相広報担当官が、イギリスへの批判をかわすための明るい話題作りに“イエメンで鮭釣り”を選んだのだ。投資コンサルタントのハリエットと共に、依頼人であるイエメンの大富豪シャイフの城に行くと、意外にも、富豪は、人情味に溢れた釣り人だった。意気投合する二人。しかし、道のりは、平たんではなかった。荒唐無稽でムチャな“鮭釣り”計画だが、“人生、夢を忘れずに!”という人生訓を教えてくれる。(スコープ・108分・12年12月8日)
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by faff | 2012-09-21 12:35 | 映画
 東日本大震災から数年後。酪農を営んでいる小野泰彦一家が住む架空の県・長島県をマグニチュード8.3の地震が襲う。そして、近くにある原子力発電所が爆発する。半径20キロ圏内が警戒区域に指定され、隣の鈴木一家は、避難させられてしまうが、道路ひとつ隔てた小野家は、そのまま。だが、町には、長いフェンスが張り巡らされ、立入禁止の看板が立てられる。“国はあてにならない”という泰彦は、息子の洋一夫婦を説得し、避難させるが、…。避難させれた人々は、2度と故郷に帰って来れない。そして、放射能の恐怖は、どこに行っても消えることはない。そんな日本は、果たして、「希望の国」なのだろうか?原発の恐怖をきちんと家族ドラマの中に描いた園子温監督の勇気を讃えたい!(ヴィスタ・133分・12年10月20日)
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by faff | 2012-09-19 14:45 | 映画
 人間の放った火によって屋敷を焼かれ、最愛の妻を失ったドラキュラは、愛娘メイヴィスと仲間のモンスターたちのために、故郷トランシルバニアに巨大なホテル<モンスター・ホテル>を作った。そして、娘メイヴィスの118歳のバースデーパーティーを開催する。フランケンシュタイン夫妻、59匹の子どもを連れたおおかみ男夫妻、包帯だらけのミイラ男、めがねだけの透明人間など世界中から集まってくるモンスターたちが、それぞれ結構凝ったキャラで面白い。そんなモンスターだけのホテルに、こともあろうか、21歳の人間の若者ジョニーが迷い込んできたから、さあ大変。しかも、メイヴィスに一目惚れしてしまう!人間を恐怖のどん底に陥れるモンスターたちだが、彼らにも親としての悩みがあり、大変なのだ。アニメだけに、3Dの飛び出し具合いもちょうどいい感じで、細かいところまで楽しめるファミリー・ピクチャーだ。(3D・ヴィスタ・吹替・92分・12年9月29日)
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by faff | 2012-09-18 09:58 | 映画
 北野武監督が初めて臨んだ続編。前作から5年後、加藤会長率いる山王会は、巨大暴力団組織となり、政治の世界にも勢力を広げていた。そんな山王会の急激な勢力拡大には警察も手を焼いていた。そんな状況を変えようと、マル暴の片岡刑事は、刑務所を訪れる。なんと、そこには、死んだと思われていた大友がいた。片岡は、大友を関西の暴力団組織<花菱会>に縁組みさせ、山王会にダメージを与えようと画策するが、…。例によって、幹部同士のどなり合いの連続で、見続けていると疲れる。組事務所など屋内のシーンが続くせいか、高速道路や屋敷に入ってくるところなど車の場面が多く、無駄な感がする。前作では、ちょっと異常なテンションの石原を演じた加瀬亮がもうけ役だあったが、今回は、無言で殺しまくる高橋克典がカッコイイ!(スコープ・112分・12年10月6日)
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by faff | 2012-09-14 20:16 | 映画
 1979年11月、イスラム革命の最中、イランの過激派がアメリカ大使館を襲撃した。彼らは、アメリカに逃げた前国王の引き渡しを要求する。ところが、混乱の中、6人が裏口から脱出し、カナダ大使の家に身を隠していた。見つかれば、公開処刑になる可能性が大だ。6人を救い出すために、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスが召集される。そして、さまざまなアイデアに中から彼が選んだ“名案”は、ウソの映画製作だった!6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという前代未聞の作戦だった。ハリウッドに行ったトニーは、本物のプロデューサーを雇い、派手な製作発表を行う。そして、テヘランに乗り込むトニー。果たして、“ハリウッド作戦”は成功するのか!?まるで、スパイ映画のような展開だが、これが事実だということにただただビックリ!ベン・アフレックは、一級のサスペンス映画の監督になった。(スコープ・120分・12年10月26日)
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by faff | 2012-09-14 10:46 | 映画
 死者との再会を叶えてくれる“ツナグ”という使者は、普通の男子高校生・渋谷歩美(あゆみ)だった。ガンで亡くなった母親に会いたいという製材所の畠田は、“ツナグ”の存在を怪しがり、なかなか信用しないが、実際に母親と再会して、気持ちが大きく変わっていく。そして、喧嘩別れしたまま、事故で死んでしまった親友・御薗(みその)に聞きたいことがあるのは、女子校生の嵐だった。また、サラリーマンの土谷は、プロポーズ直後に失踪した恋人・キラリのことが忘れられないでいた。そんな3組の死者との再会は、歩美の考えも大きく変えていく。“死者と再び出会える”というのは、実際には不可能なことだ。だから、かなりSF的発想なのだが、“鏡”が出てきて、古臭いお伽話か、と思いきや、再会するのが、高級ホテルの部屋という現代っぽいリアルさが入り混ざった不思議なファンタジーだ。“もし、出会えるとしたら”、誰に会いたいだろう!?(スコープ・129分・12年10月6日)
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by faff | 2012-09-12 09:50 | 映画
 小さな鉄工所を営む中村は、5年前に最愛の妻・久子をひき逃げ事故で失い、その痛手から立ち直れないでいた。アパートでは、留守番電話に残された妻の声を延々と再生しながら、妻に禁じられていた甘いプリンを食べ続けている。一方、久子をひき逃げしたトラック運転手の木島は、2年間の服役を終え、腐れ縁の友人・小林の家に居候していた。そんな木島のもとに、「お前を殺して俺も死ぬ。決行まであと○日」という脅迫状が毎日届くようになる。全く異なる世界に生きる2人の男たち。彼らは、運命のいたずらで出会い、その人生を絡ませていく。小さな日常がこつこつと描き込まれていき、それが次第に、観客の予想を裏切る展開になっていく。細かい日常の積み重ねが、しびれるようなリアルさを引き出していく。久々の傑作の誕生だ。(ヴィスタ・119分・12年11月17日)
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by faff | 2012-09-06 10:52 | 映画
 20数年ぶりに故郷・大阪に帰ってきた幸田は、学生時代からの友人・北川に、隠れ家と仕事を世話してもらう。それは、銀行の地下に眠る240億円の金塊強奪計画の始まりだった。外車ショーで知り合ったエンジニアの野田、元エレベーター技師の“ジイちゃん”斉藤、さらに、爆弾のエキスパートとして、元・北朝鮮のスパイ、チョウ・リョファン、さらに計画を聞き付けた北川の弟・春樹が加わり、6人の大胆不敵な計画がスタートするが、…。北川が“札束は信用できないが、金塊は永遠だ。”というのが、なぜ、“金塊”なのか?ということなのだろうが、それにしても、今時、金塊というのは、時代錯誤ではないのだろうか!?出ている俳優たちは現代のスターたちなのだが、何か古い日本映画を見た感がある。(スコープ・129分・12年11月3日)
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by faff | 2012-09-05 11:34 | 映画