試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

<   2012年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

 祝!アカデミー助演男優賞。これまで44年連れ添った母が亡くなった後、突然、“私はゲイだ。”とカミングアウトした父親ハル。息子オリヴァーは、そんな父親の告白に戸惑うばかり。だが、癌を宣告された父親は、“これからは人生を楽しみたんだ”と、派手なファッションに身を包み、若い恋人まで作って、活発に動き回り始める。そんな父親の生き方は、次第にオリヴァーにも影響してくる。マイク・ミルズ監督の父親の実話を元に描かれたストーリーで、監督の父親に対するリスペクトを深く感じさせられる。自由気侭に人生を楽しむ父親を演じたクリストファー・プラマーがアカデミー助演男優賞にノミネート。(ヴィスタ・105分・東京12年2月4日、福岡2月18日)
[PR]
by faff | 2012-01-31 14:22 | 映画
 祝アカデミー主演女優賞ノミネート!スウェーデン映画「ミレニアム」のハリウッド・リメイクだが、あえて舞台をアメリカに移すことなく、スウェーデンでロケをしているのは正解。ジャーナリスト、ミカエルの元に、大富豪ヴァンゲルからの奇妙な依頼が舞い込む。それは、40年前に殺されたであろう一族の娘の事件の真実と、その犯人を見つけるというものだった。水辺のコテージで当時の捜査資料をチェックし始めるミカエル。自分を調査した天才ハッカー、リスベットをアシスタントに抜擢し、思いもよらぬ謎に挑戦していく。スウェーデン版のじめじめした暗さはなく、メジャーなハリウッド大作になった。オートバイを巧みに疾走させるルーニー・マーラの新リスベットがなかなか魅力的だ。レッド・ツェッペリンの「移民の歌」を使ったオープニングタイトルがダークで迫力満点だ。(スコープ・158分・12年2月10日)
[PR]
by faff | 2012-01-27 14:20 | 映画
 祝!アカデミー主演女優賞受賞!男性優位社会のイギリス議会の中で、女性として、男たちが言えないことを堂々と述べ、2008年には、ついに首相にまで登りつめたサッチャー。“強いイギリス”を作ることを目指し、“鉄の女”とよばれ、次々と保守的な強攻策を実行したサッチャー。そんな彼女のひとりの女であり、妻であり、母である姿にスポットを当てる。相当嫌われ者だった彼女だが、最近は、肯定的な意見も出てめているということか?!ブリティッシュ・イングリッシュを使いこなし、サッチャーそっくりのメリル・ストリープが見ものだ。(スコープ・105分・12年3月16日)
[PR]
by faff | 2012-01-25 14:18 | 映画
 “レンタ~ネコ、ネコネコ”という奇妙な物売りの声を出して、寂しい人たちにネコを貸し出しする主人公のサヨコ。そんな彼女の周りには、夫と愛猫に先立たれた老婦人、単身赴任中の中年男、レンタカー屋の受付嬢、そして、サヨコの中学校の同級生・吉沢といった4人の人たちが近付いてくる。そして、彼らの心に開いた“穴ボコ”を猫たちがしっかりと埋めていく。自らも猫好きだと知られる荻上直子監督のネコ・ファンタジー。たまには、こんなのんびりして癒される作品もいい。(ヴィスタ・110分・12年5月12日)
[PR]
by faff | 2012-01-24 14:17 | 映画
 装い新たに「TOHOシネマズ天神」のお披露目試写会。駅の構内にある時計台に隠れて住んでいる少年ヒューゴ。彼は、亡き父が残した機械人形を動かすための秘密を解き明かそうとしていた。しかし、忍び込んだおもちゃ屋の主人ジョルジュに捕まり、父親の大切なノートを持っていかれてしまう。何とか、ノートを取り戻そうと老人の家まで付けていったヒューゴは、そこで、ハート型の鍵を持った少女イザベルと出会う。時代は1930年代のパリ。そこでヒューゴ少年が出会う老人は、映像の魔術師ジョルジュ・メリエス。「月世界旅行」などのファンタジーで世界中を魅了したメリエスの世界が3Dで再現される。駅の構内を縦横に流麗に駆け巡るキャメラの3D映像がすばらしい!それは、過去の映画を愛してやまない“映画狂”スコセッシ監督の映像マジックだ。(3D・ヴィスタ・126分・12年3月1日)
[PR]
by faff | 2012-01-20 14:15 | 映画
 9.11アメリカ同時多発テロで父親はいなくなってしまった。しかし、そんな父親と特別な絆で結ばれていた息子のオスカーには、父親の死は受け入れられない。ある日、父のクローゼットで、1本の鍵を見つけたオスカーは、きっとその鍵に父親からのメッセージが込められていると信じて、その鍵穴を見つけることにする。それは、途方もない旅の始まりだった。しかし、オスカーの辿った軌跡は、人と人をつなぐ大きな輪になっていく…。9.11によって大切な家族を失った人々の哀しみは癒えない。だが、幼い少年は、“父親探しの旅”で確実に成長していく。スウェーデン出身の名優マックス・フォン・シドーが、途中から少年と旅を共にする老人を飄々と演じていて、アカデミー助演男優賞にノミネートされている。できれば、彼にオスカーの栄誉を!(スコープ・129分・12年2月18日)
[PR]
by faff | 2012-01-18 14:13 | 映画
 中世ヨーロッパの甲冑時代を舞台にした壮大な《ベルセルク・サーガプロジェクト》の第1弾となる「黄金時代篇」の第一部。友も家族もいない孤独な傭兵ガッツは、戦場を渡り歩いていた。そんな彼に目をつけたのが、傭兵集団“鷹の団”を率いる青年グリフィスだった。グリフィスとの決闘に破れたガッツは、鷹の団の一員として、数々の激戦をくぐり抜けていく。そして、ミッドランド王国の正規軍に伸し上がった団は、“自分の国を手に入れる”というグリフィスの夢の実現に近づいていく。グリフィスとの強い絆を感じるガッツだったが、二人の運命は、大きく動き始めるのだった。80分という時間があっという間で、早く続きが見たい!第II部「ドルドレイ攻略」が6月、第III部「降臨」が冬の予定だ。(スコープ・80分・12年2月4日)
[PR]
by faff | 2012-01-13 14:12 | 映画
 マンハッタンの一等地にそびえ立つ65階建ての超高級マンション“ザ・タワー”。そのサービスを一手にコントロールしているのが、管理マネージャーのジョシュだった。タワーの最上階であるペントハウスに優雅に暮らす大富豪アーサー・ショウは、最もVIPな居住者だった。ところが、彼が詐欺容疑でFBIに逮捕されてしまう。ジョシュは、彼にタワー従業員全員の年金を預けていたのだ。従業員たちのお金を取りかえすために、ジョシュは、仲間を集め、無謀な作戦を立てる。果たして、犯罪シロウトの彼らの作戦はうまくいくのか!?超高層マンションを舞台に、とんでもない犯罪アクションが繰り広げられる。ベン・スティラー、ケイシー・アフレック、マシュー・ブロデリックなど豪華キャストが集結したのは、エディ・マーフィがプロデューサーだからだ。(スコープ・104分・12年2月3日)
[PR]
by faff | 2012-01-12 14:10 | 映画
 資格を取ったばかりの新米弁護士・成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)の上司・綾里千尋が何者かに殺害され、その場にいた妹の真宵(まよい)が犯人として逮捕される。彼女が無実だと確信した龍一は、弁護を引き受ける。しかし、相手は、冷酷な天才検事・御剣怜侍(みつるぎれいじ)だ。それからいよいよ、数多くの証人を巡っての激しい法廷バトルが繰り広げられていく。もともとカプコムのファミコンゲームの映画化ということで、ゲームのキャラ・イメージに沿ったアニメ的なヘヤースタイルなどが面白いが、ベタなギャグにはついていけないものもある。(スコープ・135分・12年2月11日)
[PR]
by faff | 2012-01-10 14:05 | 映画
 北海道・知床半島に暮らすヒグマの兄弟、屋久島のニホンザルの親子、六甲山地に住むイノシシの子どもウリボウの兄弟、釧路湿原のキタキツネの親子、襟裳岬のゼニガタアザラシなど、日本列島に住む動物たちの姿を、多くの動物キャメラマンたちが2年半にわたって撮影してきた映像をまとめた日本初の本格自然ドキュメンタリー。動物の親子や家族をテーマにしていて、NHKらしい丁寧で分かりやすい作りに仕上がっている。(ヴィスタ・95分・12年2月4日)
[PR]
by faff | 2012-01-10 14:02 | 映画