試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
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サイバラ家のリエコは締め切りに追われる漫画家。しかし、6歳の息子ブンジと4歳の娘フミの“かあさん”なので、毎朝二人を起こし、朝ごはんを食べさせ、自転車で保育園まで送っていく。自由奔放に育てた子どもたちの世話は大変だが、毎日をたくましく過ごしている。ところが、一番の問題は、元戦場カメラマンで、現在アルコール依存症と闘っている夫のカモシダ。病院に入ってもなかなか彼のアル中は止まらない。次々と映画化される人気漫画家・西原理恵子の自伝漫画の実写映画化。小泉今日子と永瀬正敏という元夫婦の共演がどうなることやらと心配していたが、二人とも俳優なので、そこは俳優同士の演技のぶつかり具合いがすんなりといっている。何ともグータラなカモシダを自然に演じる永瀬が面白い!(ヴィスタ・114分・11年2月5日)
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by faff | 2010-12-22 12:20
 ランウェイとは、ファッションショーのステージのこと。メイたちは、高校の文化祭で、クラス全員でファッションショーをやることにする。中心になって動くのは、転校生・溝呂木美糸(ビート)と4人の同級生たち。しかし、彼らの通う高校が廃校になることが決まり、さらに、ビートにデザイン盗作疑惑が巻き起こり、5人の信頼関係に微妙なヒビが入ってくる。スカートをオシャレに着こなすビートに扮するのは、D-BOYSの瀬戸康史。そして、「最後の忠臣蔵」とはうって変わって、現代風の桜庭ななみがメイ。さらに、今風の若者たちが周囲を固めて、ショーに向っていく。原田マハの原作は、少女マンガのようにベタなサクセスストーリーだが、テーマの中心がファッションというのが今時なんだろう。(ヴィスタ・126分・11年3月19日)
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by faff | 2010-12-21 12:19
インドネシアの海岸で巨大な津波に襲われ、臨死体験をしたフランスのTV番組アンカーウーマンのマリーは、その後、その“ビジョン”が頭から離れなくなる。ロンドンの貧しい街では、マーカス少年が、どんな時も自分をリードしてくれた双児の兄を失う。そして、サンフランシスコの工場で働くジョージは、幼い頃から死者と対話が出来る霊能者ということで、死者ともう一度接触したいという人々から逃れようとしていた。死後の世界に関した3つの都市の3つの物語が、次第に交錯していく。非常に微妙でデリケートなテーマに真正面から挑んだのは、クリント・イーストウッド監督。難しい内容だが、いつかは考えなければならない深いテーマだ。(スコープ・129分・11年2月19日)
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by faff | 2010-12-20 17:48 | 映画
ダグは、ち密な計画をたて、次々と銀行強盗を成功させているグループのリーダー。ある日、襲った銀行で、無音警報に焦ったメンバーのジェムが、女性支店長クレアを人質に取ってしまう。無事に逃走した強盗団は、彼女を解放するが、免許証から彼女が近所に住んでいることを知ったジェムは、彼女の口を封じようとする。早まった処理を留まらせようとするダグは、クレアに接近する。そして、自分たちとは違う世界に育ってきた彼女の魅力に魅入られていく。アメリカで強盗事件が一番多い街=ボストンの一角、チャールズタウンは、“タウン”と呼ばれる犯罪地帯。そんなタウンに生きる男たちの苦悩を、ベン・アフレックが監督・主演で、見事に演じ切っている。(スコープ・125分・11年2月5日)
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by faff | 2010-12-17 11:36
エリート建築家のピーターは、妻の初めての出産に立ち会うため、出張先のアトランタから飛行機に乗った。ところが、空港の入り口で出会った変な男のせいで、テロリストに間違えられ、搭乗拒否になってしまう。レンタカーを借りようにも財布やクレジットカードを飛行機に置いてきてしまい、途方に暮れるピーターの前に、くだんの“変な男”イーサンが車で現れる。仕方なく、その“変な男”と一緒にアメリカ大陸を横断する羽目になるピーター。しかし、それから二人の前には最悪のトラブルが降り掛かることになる。予想外の大ヒットになり、現在、Part 2 を製作中の「ハングオーバー!」チームが作ったハチャメチャ・ロード・ムービー。最悪男イーサンを「ハングオーバー!」のザック・ガリフィアナスキが演じ、彼のために最悪の旅をすることになるピーターを、あの「アイアンマン」ロバート・ダウニーJr.が自虐的に好演している。(スコープ・95分・11年1月22日)
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by faff | 2010-12-15 11:36
元CIAの腕利きエージェント、フランク・モーゼズは、今や引退し、静かに一人で暮らしていた。ところが、ある日、特殊部隊の襲撃に合って、家はこなごなに破壊されてしまあう。また、彼が何度も電話で話していた年金課のサラも、その部隊のターゲットにされる。彼女を強引に連れ出して、かつての仲間たちの元を訪れるフランク。すると、次第に今回の暗殺の裏に隠された秘密が明らかになっていく。DCコミックの映画化で、かなり乱暴な展開だが、ブルース・ウィリス始め、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチなど豪華スター共演のスパイアクション。ヘレン・「クィーン」ミレンが楽しそうにマシンガンをぶっぱなしている。(スコープ・111分・11年1月29日)
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by faff | 2010-12-13 11:35

日本映画「GANTZ」GANTZ

就活中の大学生・玄野は、地下鉄のホームで幼馴染みの加藤を見かける。線路に落ちた酔っ払いを助けようとする加藤。最初はシカトする玄野だったが、手を出したことから、二人とも列車に轢かれてしまう。そしてその瞬間、二人は、ある部屋に移動してしまう。その部屋の真ん中には、GANTZ<ガンツ>と呼ばれる黒い大きな球体があり、数人の男たちがいた。そして、GANTZからのミッションが発される。それは、“星人と戦い、殺すこと”。星人との戦いの場に転送された玄野たちは、仕方なく与えられたスーツと武器を手に、戦いを始める。果たして、GANTZの正体とは何なのか!?そして、玄野たちは、生き延びられるのか!?二宮和也演じる玄野の心の変化が激しいし、弟のために生き残りたいという加藤の結末も気になるが、その答は、4月23日公開の「PART II」まで待つしかない!(ヴィスタ・130分・11年1月29日)
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by faff | 2010-12-10 18:42
突如、闇の世界からの攻撃を受けるM78星雲「光の国」。残された手掛かりから発信されている謎の電波を辿って、敵の正体を捜査し、壊滅するという任務に単身志願し、旅立つゼロ。苦しい旅の末に辿り着いた惑星で、青年ランとその弟ナオに会ったゼロは、瀕死の重傷を負ったランと一体化する。さらに、惑星エスメラルダのエメラナ姫と出会ったゼロは、敵の正体が銀河皇帝カイザーベリアルだと知り、戦いを挑む。前作「ウルトラ銀河伝説」で大暴れした邪悪なウルトラマンベリアルが、カイザーベリアルとしてパワーアップ。何とか、故郷・光の国を救おうと単身、戦いを挑むゼロに新たな協力者が現れ、世代が交代していく。(ヴィスタ・100分・10年12月23日)
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by faff | 2010-12-10 11:35
牧村朔太郎(サク)は、SF小説しか書けない作家。だが、16年間連れ添った妻の節子が、大腸がんに冒され、余命1年と告げられる。“僕に何ができるだろう?”と悩んだサクは、その日から毎日1編、原稿用紙3枚以上の短編を書き始める。そして、その小説は、1年を越えて、5年あまり続くことになる。「ねらわれた学園」などの小説で有名な眉村卓の実話を元にした草なぎ剛の“僕シリーズ”の最新作。周りからいろいろ言われても、飄々として小説を書き続ける草なぎクンの演技がおもしろい。(ヴィスタ・139分・11年1月15日)
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by faff | 2010-12-07 18:41
マンチェスターの郵便局員エリックは、最近落ち込み気味の毎日をおくっていた。7年前に出ていった2番目の妻の連れ子である息子2人と一緒に暮らすが、ティーンエイジャーの彼らは、問題ばかり起こし、父親の言うことなど耳を貸さない。30年前に別れた最初の妻リリーとの離婚の原因は一方的にエリックにあり、彼は今だに彼女のことが忘れられない。そんなダメ男の前に、憧れのサッカー選手エリック・カントナが現れ、彼を励ます。マンUをリーグ優勝に導いた伝説のスーパースター、エリック・カントナが自ら企画し、出演もしているという話題作。悲惨な結末の社会派ドラマが多かったケン・ローチ監督初のハッピーエンドで、世の中のダメ男たちに勇気を与えてくれる明るい作品。(ヴィスタ・117分・東京10年12月25日、福岡11年1月15日)
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by faff | 2010-12-07 18:41