試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
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この作品の公開のために中国政府が、「アバター」を上映中の映画館に中止命令を出したということで世界中に報道された中国の超大作。紀元前6世紀、春秋戦国の時代に、魯の定公によって、宰相に迎えられた孔子は、人としての生き方や戦略を説いていく。しかし、魯の国の勢力は衰え、孔子は弟子たちと共に諸国巡遊の旅に出る。そして、多くの人々に“人の道”を説いていく。世界三聖の一人、偉大な思想家・孔子の生涯には非常に興味深いものがある。チョウ・ユンファの重厚な演技が作品に重みを与えている。アクション場面だけでなく、孔子の苦悩や衛の王妃・南子(ジョウ・シュンが好演!)の心情を描いたシーンなども見物だ。今や中国を代表する監督となったフー・メイ監督の力量を痛感。(スコープ・120分・10年7月)

060.gif061.gif緊急速報

7月の福岡アジア映画祭でのジャパンプレミア上映決定しました
只今ボランティアにて日本語字幕作成作業中
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by faff | 2010-03-30 14:00
2008年夏に筑豊や福岡市などで1ヶ月半にわたってオールロケを敢行した地元映画。昭和38年、小学生の息子・守を連れて、故郷である炭鉱の島に帰って来た美智代。商店街の片隅に小さな用品店を構えた彼女は、この町で生きていくことを決めていた。ある日、転校生である守が地元の子どもたちからイジメられているところを、町の問題児・信一が助けてくれる。美智代は、それから信一のことを「信さん」と呼んで、心を通わせる。そして、信一にとって、美智代は特別な存在になっていく。決して豊かではなかった昭和30年代。だがそれでも、人々は、逞しくおおらかに生きていた。そんな時代が甦る。福岡各地に残っている昭和の風景が懐かしい!(ヴィスタ・108分・福岡先行公開10年5月15日
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by faff | 2010-03-29 13:59

香港映画祭

香港から帰ってきました。長年の友人である監督たちと再会したり、最新の中国・台湾・香港・マレーシア・ヴェトナム・フィリピンなどの話題作を見て来ました。
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by faff | 2010-03-27 13:58
知らないうちに去年、香港にIMAX劇場が2つも生まれていた。しかも、1つは、デジタル上映ではなく、3DフィルムによるIMAX。それは見なくては、と地下鉄でかなり遠くまで遠征して、初の3DフィルムIMAX体験。3月4日の公開からすでに3週間経っているというのに、珍しさもあってか、ほぼ満席。一番後ろの席で鑑賞。「不思議の国のアリス」の冒険から13年が経ち、アリスは19歳の娘と成長していた。そして、金持ち貴族に息子の突然のプロポーズにびっくりした彼女は、白うさぎを追って、うさぎの穴へ。ワンダーランドでは、お馴染みのメンバーが、アリスを待っていた。彼らは、赤の女王による独裁時代を終わらせる救世主を待ち望んでいたのだ。果たして、預言の書に書かれている救世主は、アリスなのか!?それから、赤の女王とアリスたちの戦いが始まる。後半バトルが目まぐるしく展開されていくので、ファンタジーというよりもアクション色が濃くなっていくが、3Dアトラクションとしてはこれぐらい派手なほうがいいだろう。アクションシーンが多かったが、それほど目が疲れなかったのは、フィルムだからだろう。(スコープ・110分・10年4月17日)
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by faff | 2010-03-20 15:54
『彼氏に振られて四国って、お遍路、歩く禅』061.gif061.gif
2008年(韓国・日本)
監督:キム・ジヨン
Dumped by A man and then to Shikoku? Ohenro, Walking Zen

 韓国の一流企業を辞めて、日本にやってきた女性キム・ジヨン。三十路で無職の独身、異国で貯金なし、自信はなし。四国八十八ケ所のお遍路の旅に出るにはピッタリだった。そして、旅でさまざまな女性たちや人々に出会う。ユニークな体験ドキュメンタリー。

4月24日(土)3回上映 (上映時間73分)
・11:30~ ・13:30~ ・15:30~

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●会場・福岡YWCA会館3階ホール
(福岡市中央区舞鶴2ー8ー15  電話(092)741ー9251)
 *昭和通り・法務局前バス亭付近 

●料金・(前売)1400円 (当日)1800円 

●主催 福岡アジア映画祭実行委員会 ・(092)733ー0949  
 http://www2.gol.com/users/faff   e-mail:faff@gol.com 
●共催・(財)福岡YWCA 
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◎第24回福岡アジア映画祭2010プレイベント 5月29日(土)
 北朝鮮の被爆者を追う『ヒロシマ・ピョンヤン』 九州日仏学館5Fホール
◎第24回福岡アジア映画祭2010 7月2日(金)~11日(日)
 九州日仏学館5Fホール&NTT夢天神ホール  ボランティア募集中!
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by faff | 2010-03-14 12:11

第34回香港国際映画祭

3月19日~27日、第34回香港国際映画祭&フィルマート出席のため、不在です。リポートは、アジア映画通信116号に掲載予定。
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by faff | 2010-03-05 21:00
大学進学を目指して猛勉強に励む16歳のジェニー。保守的な両親は、彼女が名門オックスフォードに入ってくれれば、その後は何も心配することはないと信じていた。ところが、ある雨の日、ジェニーは、高級車を運転する大人の男性から声をかけられる。そして、その男性デイヴィッドとつきあい始めるジェニー。そこには、彼女がこれまで全く知らなかった世界が待っていた。時代は1961年、イギリスがまだ戦後の耐乏生活から抜け出せずにいた頃の物語だ。アカデミー主演女優賞ノミネートのキャリー・マリガンのティーンエイジャーぶりが見事にカワイイ!(スコープ・100分・東京10年4月17日、福岡5月15日)
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by faff | 2010-03-05 20:59
学校には行っていたが、まともに読み書きもできない16歳の少女プレシャス。しかし、彼女は、2人目の子どもを妊娠して退学になる。さらに母親の虐待は日増しに強くなっていく。そんな彼女の境遇を理解したレイン先生は、“イーチ・ワン・ティーチ・ワン”というフリースクールに通うことを勧める。そして彼女は、その学校で初めて“学ぶ”ことを知り、変わっていく。1987年のハーレムが舞台ということで、まだまだ大変だった時代のアフリカ系アメリカ人家庭の悲惨さが浮き彫りになる。さすが、アカデミー賞候補の作品だと納得させられる感動作。初めての演技でアカデミー賞にノミネートされたプレシャス役のガボレイ・シディベもすごいし、憎たらしい母親を力演したモニークの存在感がすごい!マライア・キャリー、レニー・クラヴィッツが意外な役で出演。(ヴィスタ・109分・10年4月24日)
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by faff | 2010-03-04 12:10
銀行強盗の罪で服役していた弟トミーが出所してくるが、厳格な父や兄の家族は歓迎しようとはしない。ただ独り、トミーのことを分ってくれるのは、幼い頃から支えあってきた兄のサムだけだった。しかし、サムは、アフガニスタンの戦地に帰っていった。そして、訃報が届く。まるで正反対のような兄弟。だが、戦争という異常な極限状況が兄弟の関係を大きく変えていく。皮肉な展開だ。トビー・マグワイヤ、ジェイク・ギレンホールという若手のホープが、この難しい関係を絶妙に演じている。(スコープ・105分・10年6月 日)
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by faff | 2010-03-03 12:10