試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
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<   2009年 11月 ( 17 )   > この月の画像一覧

宅急便のドライバー・青柳は、大学時代の友人・森田に数年ぶりに出会い、釣りに行こうとしていた。ところが、近くの道路で行われていた首相の凱旋パレードで、爆発が起こり、首相が暗殺される。青柳たちの車を不審に思った警官たちが近付いてくる。理由も分からず、逃げる青柳。それから、彼を犯人とする証拠がメディアに次々と出てきて、青柳は完全に首相暗殺犯に仕立て上げられていく。果たして、誰が彼を罠に落としたのか?見えない敵に追われる恐怖は想像をはるかに越えるものだろう。ビートルズの名曲「ゴールデン・スランバーズ」(黄金のまどろみ)が効果的に使われれている。シリアスな展開の中に現れるおとぼけキャラには、しばし救われる。ただ、すぐショットガンを「ターミネーター」ばりにぶっぱなす刑事は、ないだろう。(ヴィスタ・139分・10年1月30日)
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by faff | 2009-11-27 22:20
空前のバンドブームだった1990年代。高校生のアサコは、元同級生のミハルに誘われて、LANDSのライブに行く。終了後、楽屋に忍び込んだ二人は、ボーカル、ナツと出会う。アサコのことが気に入ったナツは、彼女をの録音スタジオに連れてくる。そこからアサコとの微妙な関係が始まる。KAT-TUNの赤西仁の初主演作だが、飄々としたクールな演技が自然で、なかなかいい。小林武史と岩井俊二のコラボで、熱い時代が再現される。(ヴィスタ・120分・10年1月16日)
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by faff | 2009-11-26 22:20
ティンカー・ベルは、クラリオン女王と秋の大臣から「秋の祭典」で使う“月の石”を納める“聖なる杖”の製作を依頼される。早速、親友のテレンスにこの名誉ある仕事のことを話し、準備にかかるティンク。ところが、テレンスの協力がウザったくなってきたティンクはイライラして、テレンスと喧嘩し、彼を追い出してしまう。さらに、“月の石”を壊してしまう。元に戻せるのは、海賊船に眠る魔法の鏡。ティンクは、鏡を探す冒険の旅に出る。ティンカー・ベル4部作の第2弾だが、前作よりシンプルで分かりやすい。これなら、老若男女に受け入れられるだろう。(ヴィスタ・81分・09年12月23日)
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by faff | 2009-11-25 22:19
<アヴァロン(f)>という仮想空間で繰り返される“狩り”。大荒野の中で、襲ってくる巨大モンスター<スナクジラ>を狙うのは、グレイ、ルシファ、カーネルの3人の美女、そして、大男イェーガー。そこに、現れる終端標的<マダラスナクジラ>。圧倒的な強さを持つ超大物を倒すために、パーティーを組むことにする4人。果たして、彼女たちの死闘の結末は!? 黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子の美女たちを縦横無尽に動かしながら、100%の押井ワールドが大スクリーンに繰り広げられる。オタクには応えられない世界だ。(ヴィスタ・70分・09年12月19日)
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by faff | 2009-11-24 22:19
M78星雲「光の国」をウルトラマンベリアルが襲ってくる。彼は、ウルトラ族でありながら、かつて反乱を企て、キングによって封印されていた。そこにザラブ星人が現れ、ベリアルに100体の怪獣を操ることができる“ギガバトルナイザー”を与え、脱獄させたのだ。人工太陽のコアを奪われた「光の国」は、氷に閉ざされてしまう。メビウスは、クール・レイに助けを求め、ウルトラ兄弟たちの反撃が始まる。ハヤタやモロボシ・ダンなどの懐かしい登場人物がオールドファンを喜ばせ、新しいキャラが子どもたちを取り込んでいく。なかなかうまい展開だ。(ヴィスタ・96分・09年12月12日)
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by faff | 2009-11-20 22:18
 アメリカ各地で住宅ローン延滞によって、家を追い出される人たちが急増している。それは、融資規制の緩和によって、住宅を担保にしたサブプライムローンを売りまくったローン会社の“キャピタリズム(資本主義)”だった。一方、リーマン・ショックで、株価は暴落。だが、投資銀行や保険会社は税金で救われる。世の中、何か、おかしくないですか? マイケル・ムーア監督のアポなし突撃リポートは、アメリカの矛盾を鋭く浮き彫りにしていく。(ヴィスタ・127分・東京09年12月5日、福岡10年1月9日)
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by faff | 2009-11-20 22:17
アラスカ州ノームでは、これまで多数の住民が行方不明になっている。その事態を不審に思った心理学者アビゲイル・タイラー博士は、催眠療法で彼らが眠れない理由を解明しようとする。ところが、そこに起こったのは、科学では解明できない驚愕の現象だった。記録映像と再現フィルムを編集したということだが、果たして、どこまで真実なのか!?“フォース・カインド”とは、「未知との遭遇=Close Encounters of the Third Kind」から来た言い方だろう。(スコープ・99分・09年12月23日)
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by faff | 2009-11-19 22:17
吉永小百合114本目の作品。夫に先立たれ、小さな薬局を営みながら、一人娘の小春を育ててきた吟子。小春は見合いをし、裕福な医者との結婚も決まる。そして、結婚式の日。長い間、音信不通だった大阪の弟・鉄郎が現れる。以前も、吟子の夫の十三回忌で、酔っぱらって大暴れしたことのある鉄郎だったが、お酒は飲まないということで会場へ。ところが、目の前のシャンパンを口にした鉄郎は、再び、結婚式を台無しにしてしまう。家族の中に、こんな親戚がいると大変だ。だが、彼がそうなってしまったこと、そうならなければ生きていけなかった社会についても考える必要がある。(スコープ・126分・10年1月30日)
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by faff | 2009-11-17 22:16
2007年、ロンドンに旅芸人一座を乗せた馬車がやってくる。パルナサス博士の出し物は、人が持つ欲望の世界を鏡の向こうで見せてくれるという“イマジナリウム”。鏡を抜けると、そこは摩訶不思議な世界が広がっていた。博士には秘密があった。それは、“不死”と交換に、悪魔と交わした約束だった。記憶喪失となった青年トニーと共に、博士は、最後の賭けに出る。ロンドンでの撮影が終わった直後に急死したヒース・レジャーが演じていたトニーの鏡の向こうの顔を演じるのが、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人!凄い顔ぶれで贅沢なおもちゃ箱的映画が出来上がった。(ヴィスタ・124分・10年1月23日)
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by faff | 2009-11-16 19:28
348年の歴史を誇るパリ・オペラ座に、鬼才フレデリック・ワイズマンのキャメラが入った。撮影されたのは、84日間。その間、エトワールと呼ばれるトップダンサーたちだけではなく、入団したばかりの新人たちの姿もキャメラは捕らえる。また、一つ一つビーズを縫い付けていく衣装係や、屋上の蜜蜂の巣から蜂蜜を採取する様子など、普通は見ることの出来ないオペラ座の裏側まで見せてくれる。全くナレーションのないワイズマン・スタイルなので、オペラのシーンが長い気はするが、オペラファンには垂涎ものなのだろう。(ヴィスタ・160分・09年12月26日
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by faff | 2009-11-16 19:28