試写室でこれから公開される新作映画を見ている筆者たちによる批評を掲載。時には辛口の、時には思いやりのコメントをお楽しみ下さい。 福岡アジア映画祭の上映案内も掲載


by faff
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<   2008年 04月 ( 15 )   > この月の画像一覧

数学の天才的能力を使ってラスベガスのカジノで大儲けしたMIT(マサチューセッツ工科大学)の学生の実話をもとに映画化したもの。使用されたカードを記憶して、これから配られるカードを推測し、計算するカウンティングという戦術をトレーニングして、仲間と共に、カジノに乗り込むベン。彼の最初の目的は、医学部に進むための学費を稼ぐことだった。しかし、ラスベガスでの派手な暮らしは、次第にベンの心を変化させていく。カウンティングという技術は、違法ではないが、チームを組んでやるというのが、犯罪なのだろう。だが、カードをすべて憶えるということがまず、並の人間には無理だ。(スコープ・122分・08年5月31日)
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by faff | 2008-04-25 11:16
1985年8月12日、日航ジャンボ機事故。
その時、地元・群馬県の地方新聞社の中で何が起こったのか?
突然、この事件の全権デスクを任されたのは、遊軍記者の悠木だった。
場所が特定できないまま、事故現場に向う2人の記者。
そして彼らからの電話を待つデスク。それから、悠木の苦悩と闘いの日々が始まった。
事故の生々しい映像はないが、それでも、あの事故の凄まじさは今でも憶えている。
そしてそんな事故報道の裏には、さまざまなメディアの闘いがあったのだ。
悲惨な題材でシリアスで重い展開だが、新聞社の編集と販売の戦いは、
大時代的なものでほほえましかった。
(ヴィスタ・145分・08年7月5日)
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by faff | 2008-04-24 23:01
大学生ジローの20歳の誕生日に突然現われた“彼女”は、次々ととんでもないことを
起こして去っていった。そして、21歳の誕生日、再び、“彼女”がジローの前に姿を現す。
いったい、“彼女”の正体は?
 「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督が日本で撮った日本映画なので、随所に韓国的
ギャグが入るが、いつものようにちょっとしつこすぎの感も否めない。
今、売れっ子の綾瀬はるかと小出恵介のコンビは、監督の無理な注文によく応えている。
(スコープ・120分・08年5月31日)
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by faff | 2008-04-24 23:00
親に捨てられ、11年もの間施設で育った少年エヴァンは、かすかに聞こえる音楽を頼りに
ニューヨークの街にやってくる。
そして、楽器との出会いが少年の天才的才能の華を開かせていく。
その頃、チェリストだったライラは病床の父親から衝撃の事実を打ち明けられる。
さらに、バンドを脱退し、ビジネスの世界に入っていたルイスも、ライラのことが忘れれず、
ニューヨークへ。
運命の糸に引き寄せられるかのように3人は集まってくる。
天才少年を主人公にした少女コミックのようなストーリーだが、「スパイダーウィックの謎」
でも2役で頑張っていた天才子役フレディ・ハイモアを見ていると、本当に天才的に
見えてきて、感情移入させられてしまう。(スコープ・114分・08年6月21日)
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by faff | 2008-04-22 22:59
1968年、人種差別のアパルトヘイト政策が行われていた南アフリカ。
国内一と言われるロベン島の刑務所に赴任してきたグレゴリーは、“コーサ語”が分かるという理由で、マンデラの担当に抜擢される。面会や手紙の検閲をやり、細かいことまで公安の少佐に報告するグレゴリー。
だが、マンデラという人物に触れ、彼の信念を知ったグレゴリーは、次第に考えを変化させていく。
27年もの長い間、投獄されていたマンデラ。その彼の近くに、このような看守の存在があったとは、…。
警官に殴られる黒人毋子を見て、“ひどい!”と泣くグレゴリーに娘の言葉が、人間としての叫びだ。033.gif
(スコープ・117分・東京08年5月17日、福岡7月19日)
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by faff | 2008-04-18 20:17
山名の軍によって、秋月は落城する。城から逃げ出した金掘り師の武蔵(たけぞう)ときこりの新八は、河原で金を発見する。
それは、秋月の隠し金だった。秋月の真壁六郎太に捕われた二人は、男の身なりをした雪姫と六郎太と4人で、金を早川領に運ぶことになる。
だが、冷酷な大将・鷹山率いる山名の手勢が追ってくる。黒澤明監督の名作をCGをふんだんに使ってリメイクしたものだが、オリジナルとはかなり異なるテイストに仕上がっている。
まず、主演が松本潤なので、主人公が六郎太ではなく、新たに作り出された武蔵になっている。彼と雪姫の関係も親密だ。
まあ、オリジナルと比べて見るのではなく、別ものとして見たほうがいいだろう。
(ヴィスタ・118分・08年5月10日)
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by faff | 2008-04-18 20:16
一流商社のエリートサラリーマン、赤木旬太郎は、恋人・明日香の実家である
魚河岸の仲卸「魚辰」を手伝うことになる。だが、河岸のしきたりや経験のなさで
悪戦苦闘の連続だ。
しかし、そんな厳しい状況の中で、旬太郎は、築地独特の魅力を感じ、次第に
のめり込んでいく。
「ビッグコミック」に連載中の人気コミックの映画化だが、主人公が全く違う世界に
入っていき、“自分らしい生き方”を見つけていくという浪花節的サクセス・ストーリーは、
松竹にはピッタリ!今回は、“誕生編”なので、もちろんシリーズになるのは、当然!
(ヴィスタ・116分・08年6月7日)034.gif
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by faff | 2008-04-16 19:02

日本映画「山桜」

浦井家の長女・野江は、叔母の墓参りの帰り、山桜の木の下で一人の武士に出会う。
その男は、かつて野江を妻に望んでいたが果たせなかった手塚弥一郎だった。
野江は、最初の夫に先立たれ、再び磯村家に嫁いでいたが、辛い日々をおくっていた。
東北は雨が続き、その年も飢饉で、農民たちの生活は困窮していた。
しかし、藩の重臣・諏訪たちは、私腹を肥やすために、年貢を増やして、農民たちを
苦しめていた。その窮状を見るに見かねた弥一郎は、決断する。
そして、野江もまた、心を決める。藤沢周平の原作は短編で、そのイメージを損なわないように、東北の美しい風景の中で、ゆったりと丁寧に物語が進んでいく。
(ヴィスタ・99分・08年6月7日)
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by faff | 2008-04-15 19:01
歯科医のチャーリーは、“彼と寝ると次に必ず運命の男に出会い、結婚できる”という噂が
インターネットでたちまち広がってしまう。最初はとまどうチャーリーだったが、次々と女性
たちを幸せにしていく。しかし、そんな彼の前に、運命の女性キャムが現れる。
果たして、チャーリーは、キャムの運命の男になれるのか?「ブルックス」には全く違う
キャラで出ていたデイン・クックだが、今、売れっ子のコメディアンで波に乗っているようだ。
ジェシカ・アルバがドジなペンギンの飼育員というのが面白い!
(ヴィスタ・99分・08年5月17日)037.gif
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by faff | 2008-04-15 19:00
森の奥に廃虚のように放置されていた屋敷に引っ越してくる双子の兄弟と姉、毋の4人。
ところが、兄弟の1人ジャレッドが屋根裏部屋で1冊の本を見つける。
“決して読んではならない”という警告のメモを気にせず、封印を解くと屋敷全体が
大きく揺れ、さまざまな出来事が始まる。それは、普段は人間の目には見えない
“妖精”たちの仕業だった。
そしてさらに、その本を狙った邪悪な妖精たちが屋敷を襲ってくる。
いい妖精と悪い妖精がいるというアイデアや、“普段は見えない妖精が自分が
見てもらいたい時には目える”とか、“妖精の世界では時の流れが違う”とか、
なかなかユニークで、事前にそんな“妖精予備知識”を勉強しておくと、2倍楽しめるだろう。
(スコープ・96分・08年4月26日)024.gif
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by faff | 2008-04-14 18:59