「イントゥ・ザ・ワイルド」Into the Wild
2008年 08月 01日
1990年夏、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した青年クリストファー・マッカンドレスは、新車を買ってやるという両親の卒業祝いをそっけなく断る。そして、貯金を慈善団体に寄付し、妹や両親に何も言わずに、旅に出る。彼は、金や権力に支配されている物質社会に嫌気がさして、すべてを捨てた“自由でスピリチュアルな旅”に出たのだ。そして、彼はさまざまな人々と出会い、アラスカの大地を目指す。原作「荒野へ」は実話だ。その原作に心を大きく揺れ動かされたショーン・ペンが10年近くかかって映画化権を獲った意欲作。クリスが見た(であろう)アメリカの大地の壮大な映像美が見事だ。(スコープ・148分・08年9月6日)
by faff
| 2008-08-01 12:42