アメリカ映画「フランケンウィニー」Frankenweenie
2012年 11月 02日
ヴィッキー少年が大切にしていた愛犬スパーキーが事故で死んでしまう。しかし、その死を受け入れられないヴィッキーは、“禁断の実験”によってスパーキーを甦らせてしまう…。墓場から遺体を掘り出して、屋根裏の実験室に運ぶなどというプロセスも、リアルな描写であれば、閉口するシーンだが、ストップモーション・アニメーションでパペットがチョコマカと動いていくので、笑って見ていられる。窓から上げたタコが雷からの放電をとらえ、遺体に電気を流す。そして、ついに、スパーキーが動く。ところが、継ぎはぎだらけで、首からはボルトが出ていて、とても、“普通の犬”には見えない。でも、そこが、ファンタジーのミソであって、ここに科学的な再生やリアルなサイボーグは必要ない。あくまでも、少年の“夢の世界”なのだから。
しかし、そんな夢の世界にも、いろいろとちょっかいを出してくるクラスメイトがいて、事態は、町の人々を大騒ぎに巻き込むほど大きくなっていく。悪ガキたちが、電気ショックで甦らせていく動物がユニークだ。少年時代に、愛犬を亡くしたティム・バートン監督の自伝的作品ということだが、まさに“子どものころの夢”の映像化になっていて、スパーキーや登場人物たちが愛おしく思えてならなかった。(3D・ヴィスタ・87分・12年12月15日)
しかし、そんな夢の世界にも、いろいろとちょっかいを出してくるクラスメイトがいて、事態は、町の人々を大騒ぎに巻き込むほど大きくなっていく。悪ガキたちが、電気ショックで甦らせていく動物がユニークだ。少年時代に、愛犬を亡くしたティム・バートン監督の自伝的作品ということだが、まさに“子どものころの夢”の映像化になっていて、スパーキーや登場人物たちが愛おしく思えてならなかった。(3D・ヴィスタ・87分・12年12月15日)
by faff
| 2012-11-02 09:47
| 映画