ドイツ・フランス・イギリス合作「ピナ」Pina
2011年 11月 29日
天才舞踏家ピナ・バウシュの舞踏は、それまでのダンスの概念を大きく変えた。それは、単なる踊りではなく、身体全身で、歓びや悲しみ、怒りなどを表現する新しい芸術だ。残念ながら、ピナは、2009年6月に急逝してしまったが、彼女が作り出した舞踏の世界は、ダンサーたちによって受け継がれている。そんなピナ独特のエネルギッシュな舞踏が、立体的な3Dで甦る。ダンサーたちは、舞台だけでなく、ヴッパタールの町に飛び出していく。ピナに関する人間ドキュメンタリーというだけでなく、ちゃんと映画として成立させているところは、ヴィム・ヴェンダース監督の力だ。(3D・ヴィスタ・104分・12年2月25日)
by faff
| 2011-11-29 10:19
| 映画