韓国映画「黒く濁る村」Moss/苔
2010年 10月 29日
祝!大鐘賞4部門受賞! 父親が亡くなったという知らせを受けて、ユ・ヘグク青年は、山奥の小さな村にやってくる。村長の手配で葬儀は済むが、父の死因は不明だ。納得いかないヘグクは、しばらく村に滞在して、いろいろと調べ始める。すると、土地の名義が書き換えられていたり、銀行の預金が引き出されていたりする事実を掴んでいく。さらに、村人たちの動きがおかしい。そして、30年前の出来事が暴かれていく。これまでオリジナル脚本にこだわってきたカン・ウソク監督が、初めて挑んだ原作ものは、本格的ミステリーで、宗教や人間の内面に潜む闇をえぐり出していく。韓国ミステリーは、宗教や原罪などがベースになっていることが多く、なかなかすんなり理解できないものが多い。(スコープ・161分・東京10年11月20日、福岡11月27日)
by faff
| 2010-10-29 18:14